当社は、液状注型ウレタンゴム加工の会社です。
それは、おもに大気圧の中での注型作業と言っても良いと
思われます。一定の温度にセットされた熱盤の上に金型を
セットしてその中に液状のウレタンゴムを流し込む
まさしく注型(型に流し込む)。この注型作業には
何の圧力も掛かりません。
普通の合成ゴムの成型の場合、練ったゴム板をその製品の
大きさにカットして、そのカットしたゴムを金型の上に
セットして上から押してやると、その金型通りの製品が
出来て来るんですね。
この場合、練ったゴム板というのは、ウレタンゴム加工で
よく使う一次加硫が終わった状態になっているのです。
故に、熱伝導が一定に掛かりやすく、プレスのタイミングも
比較的安易だと言われています。あくまでも、ウレタンゴム屋
の意見ですが...
当社の注型ウレタンゴム加工のプレスの場合、
撹拌作業を終わった後、金型に液状ウレタンゴムを注型した時に
始めてそこで一次加硫が始まるため、熱伝導が下型のボトム部分
とトップ部分に違いが有るので、タイミングが非常に難しいと
言えます。ちょいと例えがおかしいかもしれませんが、
お好み焼きをホップレートで作る時に、ホットプレートに
面してるお好み焼きの下側はもう焼けてるのに、
ホットプレートに面してないお好み焼きの上側は
未だ焼けて無い感じと似ています。
お好み焼きは、ある程度固まったらひっくり返せますが
液状ウレタンゴムの場合金型をひっくり返す事が出来ない
のでそれは、金型の構造を考えたり、当社の職人さんの
長年の経験でタイミングを図っています。
その難しいウレタンプレス加工に必要なプレス台を当社は
5台も所有しています。
下記の写真に映っている職人さんは、未だ入社して1年も経ちませんが
一所懸命頑張ってくれています。
このプレス台は今は5台ですが、最終10台迄増やします。
どんどんお仕事頂いたら、させて頂きますので
何卒宜しくお願い致します。
感謝、感謝、感謝でございます。