これ位の大きさのお仕事もしております。
Φ200のウレタンゴムボール。
中のアルミ芯はΦ140だったりΦ160だったり
Φ180だったり致しますが。
見た感じは、ウレタンゴムライニング簡単そうに
見えるかもしれませんが。
これがなかなか難しいのです。
金型の形状が少し変わっていまして。
ウレタンゴムを一定の方向から注型いたしますと
アルミ芯が軽すぎて浮遊してくるのです。
浮遊して来ると何が起こるかと申しますと
アルミ芯に対してウレタンゴムが均等に
ライニングされないのです。
注型の方向には殆どウレタンゴムがライニング
されて無く、逆に金型の底面の方にはウレタンゴムが
多くライニングされてるのです。
例えば、Φ180のアルミ芯の場合でしたら
ウレタンゴムの外径は決まってる為、
Φ200×Φ180のウレタンゴムボールという製品に
成ります。普通でしたら、均等に10mm
ウレタンゴムライニングがされてるのですが
アルミ芯が浮遊してくると、一方は5mm
一方は15mmというウレタンゴムライニングに
成ります。
この、ウレタンゴムボールは
どうも、転がして何かに衝突させて破壊するという
役割を担っているらしいです。
勿論、偏肉するとまっすぐ転がらないので
品物的にNGになります。
実は、一度目は浮遊して来るとは分からず
注型したため。脱型する時にびっくりしました。
二度目からは、その教訓をいかし、アルミ芯が
浮遊しないように工夫致しました。
お仕事というのは有難いですね。お仕事を頂いて
お金も頂いて、尚且つ勉強にも成る。
お客様に本当に感謝の品物に成りました。
有難うございました。感謝です。
左がアルミ芯、右が完成品の
ウレタンゴムボールです。
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